しっかり取材して伝わるニュースを作る
報道部はニュースを作る部署です。ですが、作って終わりではなく、視聴者に「伝える」ことが何よりも大切だと考えているので、伝わるニュースを作るために様々な工夫を重ねています。
そのうちの1つが、放送で見えない部分まで取材をすることです。私を含め部内にいる約20人の記者がそれぞれ取材して情報を集めて、アナウンサーが読む原稿を書いています。放送に出る情報の量が10だとすると、取材で集める情報量は100以上にしておきたい。この放送に乗らない部分の取材が充実してこそ、視聴者にいいニュースを届けられると考えています。

初めての中継は大雨のニュースでした
アナウンサーに原稿を読んでもらうだけでなく、私たち記者が取材現場でマイクを持ってニュースを伝えることもあります。「現場からの中継」がイメージしやすいでしょうか。中継は現場の臨場感をそのまま伝えることができるだけでなく、事態が急速に動いている場合にも対応できます。なので、放送直前に「中継やるよ!」と言われることも多いです。
私の初中継は、配属になって3か月ほどのタイミングで起きた大雨のニュースでした。中継直前に、雨が止んでしまったので話す内容がなくなるというハプニングが発生…(笑)。その場に来ていた観光客に聞いた話を盛り込むなどしてなんとか乗り切りましたが、頭の中が真っ白のままカメラの前に立ちました。

オールラウンダー型が求められる地方局
ひとりの記者が担当するニュースが幅広いのは、地方局ならではだと思います。
私は今、事件事故を取材する「社会班」と裁判を担当する「司法班」に所属しています。警察の仕組みや裁判の流れなど、配属された後に猛勉強しました。ですが、所属している班に関わらず、政治・経済に関するニュースや、イベントや季節ものなどのいわゆる柔らかいニュースまで、幅広いジャンルを担当するので、様々なことにアンテナを張って勉強を続ける毎日です。常に新しい学びがあるので、仕事に退屈したことはありません。
YouTubeの再生回数が10万回超えました!
自分の伝えたいことを発信する機会もあります。
およそ1か月に1回、10分程度の「特集」を作るのですが、これはネタを探すところから取材して放送するまで、記者がすべて自分で担当します。
私は去年から交通事故の被害者遺族の方に向き合い続けていて、再発防止につなげるべく特集という形で発信を続けています。今は放送後にYouTubeなどにアーカイブが残るので、視聴回数やコメントという形でも見ている人の反応を確認することができるのもこの仕事の良さです。自分の伝えたかったことが見ている人に「届いている」と実感する瞬間は、記者をやっていて一番やりがいを感じます。
今の目標は、日本テレビ系列の全局が参加する年2回のドキュメント会議で自分の企画を通すこと。通れば全国放送で約30分の番組を作ることができるので、頑張ります!

どこで働くかはタイミングやご縁で決まる
就職活動は、実力よりも縁に左右される気がしています。
私はテレビ局を中心に就職活動をしていて、志望動機は「頑張っている人を発信することを通して応援したい」という根幹の思いを中心に、ほぼ同じ内容を面接などで話していました。それで内定をもらえた局とそうでない局があるので、タイミングや縁で決まるのかなと思います。ですから皆さんも、自分が何をやりたいのかの軸をしっかり持っていれば、いつかはそれに合う会社とめぐり合えると思います。
一日のスケジュール例
- 9:30
- 出社 取材準備、撮影クルーとの打合せ
- 10:30
- 取材
- 13:00
- 帰社 昼食、素材の確認
- 14:30
- 原稿作成、VTR 編集
- 17:00
- テロップ発注
- 18:15
- オンエア立ち合い、他社のニュースチェック
- 19:00
- オンエア後に反省会、企画書の作成や翌日の取材準備をして退勤